都市計画法は何のために存在する法律なのか?
都市計画法の構造 ここで押さえておくべきキーワード
この章で何を学ぶ?
都市計画法は、計画的な街づくりの手続きと方法を定めた法律です。「無秩序な開発を防ぎ、住みやすい街をつくる」という目的のために、次の3段階のステップを踏む仕組みになっています。
ステップ①「どこで」—— 都市計画区域の指定:まず街づくりを行う場所を確定します。この「街づくりを行う区域」のことを都市計画区域といいます。都市計画法は原則として都市計画区域内でのみ機能します。区域内はさらに、優先的に整備する市街化区域と開発を抑制する市街化調整区域に区分される(区域区分)場合があります。
ステップ②「どんな街を」—— 都市計画のメニュー決定:区域が確定したら、その中でどのような街をつくるかをルール化します。用途地域(住居・商業・工業など地域の使い方)・都市施設(道路・公園・学校・病院等の整備計画)・市街地開発事業などが都市計画として定められます。
ステップ③「どう整備するか」—— 実現の手段:計画を現実の街に落とし込む段階です。公が都市計画施設を整備する方法と、個人・民間の建築・開発行為を許可制でコントロールする方法の2つがあります。後者が「開発許可制度」として試験の最頻出テーマとなります。
第1章の学習範囲
第1章では都市計画区域の指定・区域区分と地域地区・都市計画の決定手続・開発許可の順に学びます。開発許可が最も出題頻度が高く、許可不要の例外を含む判断軸を確実に習得することが第1章の目標です。